2011/05/31

- 黄そば - を食べたことがあるかい?



関西には、いや、関西の一部には”黄そば”なるメニューがある
一部なのだ、マイナーなメニューなのだ
たまたま、こんな記事を目にした関西人には聞いたこと無いぞ?
なんて方もおれるだろうが、これはれっきとしたメニューなのだ

ちなみに文字にすると”黄そば”となるが、オーダーするときは 黄ぃそば となる
発音は ”ぃ” と ”ば” にアクセントを置くのだ

 

さて練習してみよう

おっちゃん、黄ぃそばひとつ

そう、そんなカンジだw( ̄ー ̄)


さて本題
これは、うどん、そばの和出汁に中華麺を入れたもの、なので黄色いそば=黄そば
歴史は古く、最も有名なのは兵庫県は姫路駅構内の”えきそば”で
昭和24年から駅の立ち食いそばとして始まって現在まであるものだ
今では阪神百貨店の地下でも食べられることは、知ってるヒトは知っている
この和風出汁+中華そば、なんともウマいミスマッチなのだ 



黄そばは、一般的には駅そばに代表されるように、きつね、天ぷらがメインとなる
実は、学生の頃から自分で作っていたメニューなのだ
いや、駅そばなんて存在知らなかったし、今思えば、食べ始めたきっかけは不明だ
適当に作った出汁に、中華麺、そしてトッピングはそのときあるモノ
それは、うす揚げだったり、ハムだったり、たまに焼き豚なんてあったりと
本当に適当なのだが、オレ的に外せないのは、ブラックペッパーだ
あっさり和風出汁にアクセントとして、ラーメンコショーじゃなくって、黒いブツなのだ


と、こうして休日の昼下がり、こそこそと丼を手にしてるのにはワケがある
それは、20代後半から8年ほど通い続けていた名食堂が昨年末で閉店していたことを偶然知ったからだ
丼もの、麺類、焼きめし、オムライス、玉子焼き、もちろん黄そば、そのラインナップもレトロなら、お味もレトロ
そんな愛すべき名店、上本町いせや食堂へのオマージュなのだ

自分が今よりも青クサかった時代の味、また食べたかったな

ズルズルっ



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2011/05/30

優しかったお母さんは私を誘拐した人でした -八日目の蝉-

2月、まだ寒い品川駅で手にした文庫本は新大阪までノンストップで読んだ
八日目の蝉
2作しか読んでないけれど、角田光代は凄い小説を書いたものだ、と感心した
その小説が映画になると知って、観たくないけど、観てしまうかな?と予感していた

が、その前にNHK-BSでドラマ化もされてて再放映を偶然観てしまった
それが何ともよく出来ていて入り込んでしまった、特に主演の壇れいが素晴らしかった
そして、やはり観てしまった劇場版 八日目の蝉

 

原作、NHK版、そして本作と、頭の中で比べてしまう自分がいて
きっと集中できないだろうな、なんて思ってたのは間違い
若いけれど、しっかりと演技を見せてくれる井上真央扮する薫
その薫の現在(事件後)の視点を中心として、過去(事件)をクロスさせながら
巧みに展開する進行はストーリーに自然と入り込めてしまう
そして、極め付けは、恐ろしいほどの”女の凄み”、神々しいばかりの”母の慈しみ”を感じさせる永作博美の演技だ



誘拐してほどなく、ホテルで泣き止まない薫
なす術も無く呆然としていた永作博美、突然胸を肌けて薫を押し付ける
出るはずも無い母乳で慰めようとする、この原作には無いシーンを観た瞬間感じた
この作品、この主人公は永作博美のために用意されたんだろうな、と
そんな偶然と必然が重なるモノっていつの時代にも、どんな世界にもあって
きっと今回はそれだったろうな、と。

 

そう信じ込まされるほどの演技は続く、クライマックス、逮捕が近づく予感の中
笑顔で駆ける薫を永作博美が追いかけるシーン
”もう、もう追いつけなくなったよ薫” と崩れ落ちそうな泣き笑い顔
そして、そして写真館での撮影シーン、そのシャッターを押した瞬間の表情
あの顔は忘れられない、きっと日本映画史上に残るショットになるだろう
映画の公式サイトによると、何とあの写真撮影シーンは薫役の子がグズったため
一日かけて何度も撮ったと・・・
信じられない、それがあの一番素晴らしいショットとして作品になるなんて


 
 でも、その写真撮影シーン、正直言ってズルい、と思った
原作では思い出に一枚撮るだけだ
NHK版では、誰も取りに来ないまま窓に飾られている設定
それを知ってたから、ここで、このエピソード引っ張って、どうするの?と訝っていた
それが・・・あんな演出はダメだ、オレはあの一瞬で涙腺溶けてなくなったぞ
今思い出しててもウルって来てるぞ・・・。
  
映画を観終わった後も再び思った、角田光代は何て小説を書いたんだろう
悲しみ、憎しみ、慈しみ、美しさ、醜さ、せつなさ、ほろ苦さ、冷酷さ、暖かさ、、
ヒトの全てが詰め込まれてる、そんな映画として出来上がってた
救いは一つ、観終わったあと、不思議と複雑に重なる感情が消え去り
エンドロールに出てくる瀬戸内の海のような
静かな、穏やかな気持ちになったことだ


場内が明るくなって、隣の席の泣き顔を見て、何故かホッとした。
  


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2011/05/28

ハムエッグ丼

休日のモーニングをヨメに作ってやる生活シリーズ、は休止
なぜなら、今朝は久しぶりにB級丼の究極であるハムエッグ丼


丼にご飯、その上にキャベツの千切り
が、定番だけどキャベツが無いのでレタス、そしてマヨを少し垂らしておく
でもって、フツーにハムエッグ焼いて
って、フツーなんて言いながら、山ごはん用ブキであるミニフライパン使ってるところがミソだったり♪♪


丼にONするだけ


今日はクレィジーソルトじゃなくってブラックペッパーをアクセントに


さて頂きましょ
この黄身を割って流れるところに、お醤油をたらりんこ♪  ふふっ、いい色だなぁ♪


あぁフツーにウマい
これって、学生時代から定番だったよなぁ、でもヨメは嫌うのだ
なんだか、品が無いとかなんとか・・・
ヨメに”品性”を問われるようなことを言われる覚えはないのだが


朝から、がっつり、ごちそうさん
はぁ、美味しかった
このウマさ、分からないヨメよ、お前が不憫だ、B級最高っ!
  

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2011/05/27

カプリチョーザ・ラブ

年に2回ほど起こるのだ、禁断症状が起こるのだ
そんなときは、バーンってすっ飛んで行くのだ


お前、分かってるよな?オレとオーダー、カブらせるなよ?
うん?うぅ・・・・ん。そしたら、何にしよかなぁ・・・
そら、やっぱボンゴレやろ?お前はグラスワイン採ってエエねんし、ボンゴレと白ワイン、エエぞ~
それでもってワケワケしょな
うぅうんんん


ご注文はお決まりですかぁ~

あ、オレ、トマトと
あ、私、トマトと

・・・・、ニンニクのスパゲティで
・・・私も・・・。


お前、思いっきりカブってるやん
そんなん言うけど、私かて食べたいもん、トマトとニンニク!休みの前しか食べられへんもん!


ってなことで、お腹いっぱいカプリチョったら
また、バーンって、すっ飛んで帰る



あぁ
愛しきトマトとニンニク、今夜世界一のコンビネーション

カプリチョーザ・ラブ

 

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2011/05/26

さらば愛しき牛丼

今日の午後、日帰りの東京出張帰りの新幹線車内のことだ
前の座席のポケットに、まだ新しいカバーのついた文庫本があった
品川で乗って・・・何故に文庫が置き忘れてるのだ?
手にすると、敬愛する重松清の短編集だった
その不思議な忘れもの、きっとオレに読んで欲しかったんだろう
なんて無理やり思い込んで読み始めた


そして後半に収録されてた『さらば愛しき牛丼』にニンマリ
いや、牛丼は確かに大好きだけど、そんなに執着してるワケじゃない
ただ、牛丼って、飲んだくれたあとの深夜とか、もう始発が出る夜明け
そんな時間に、自虐的にガッつくのが最高にウマいのだ!って、そう思ってた

そしたら、重松清もこの短編で同じことを書いてあった
さすがセンセ、その表現が秀逸だ


一番美味しいのは『あぁ~ぁ、何してるんよオレ』なんて
こぼしながら食べる、自己嫌悪の味、後悔の味、だと・・・



そうだ自己嫌悪!そうなんだ、無意味に一晩飲み歩いたり
何時間もカラオケ歌ってたり、その明け方
何やってんだろなぁオレ、なんて言いながらかき込むのがウマいのだ


今日は始発で東京、バタついててランチはナシ
当然、お腹は鳴る・・・新大阪に吉野家あったっけ?
いやいや、牛丼は後悔の味、こんな時間に食べるもんじゃない
なんて、無意味に空腹を我慢して家路に就いたのであった
 


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2011/05/24

笛の音が生死分ける

笛の音が生死分ける(2011.05.19毎日新聞から)
遭難:妙高・火打山、2日ぶり男性発見 笛の音が生死分ける /新潟

60代の単独登山者の遭難、状況は書かれていないけど
どうやら谷へ迷い込んだか滑落かしたようだ
2日ぶりに救助されたのは、あるパーティが「ヒュー」っと笛のような音を耳にし
約10メートル下の雪の斜面で横たわっているのを発見することが出来たからだと

 
そうか、笛か、笛だな?そうか
軽いし、どこでもすぐにでも鳴らせるし
ヤバそうなところだとピューッってやれば
クマ避けにも有効じゃないか!?
そうか、その手があったか


笛だ、笛買うぞっ、ヒューッって吹くぞ!ヒューッって!


ん?何だ?押入れにあるガラクタ箱に?入ってると?
いやいやヨメよ、あれはだな、ガラクタ箱じゃなくって、オレの大事なモノ入れ
へ?それはどうでもいいと、そのガラクタ箱に笛が2コ転がってるとな?
さぁていつ買ったっけ・・・山歩きを始めてすぐにお揃いのヤツ買ったって?

ぜーんぜん、覚えてないし

へ?そんなこっちゃから、どんどんガラクタが増えていくねんと?
クローゼットに見た事ない新品のザック隠してるのも知って・・・bヴぇあっ!
バレてたのねん
   
・・・さぁて、オレそろそろピューッって風呂入るわ
はふぇ?さっき出たところやんって?
あぁ、あぁもう、ヒューッっ

 
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2011/05/23

奈良県の山岳遭難事故状況 (2011.05・19毎日新聞から)

奈良県の山岳遭難事故状況 (2011.05・19毎日新聞から)

今年に入り、県内での山岳遭難は11件(前年同期比8件増)で
死者は3人(同2人増)と前年を上回るペースで増えている
(18日午後5時現在)。毎日新聞


 GW前後に大峰の遭難記事が数件目に付いてはいたが
既に3名もの方が亡くなっていたとは!驚きである
 
この記事によると、昨年、8日間大峰をさまよって救助された方は

下北山村前鬼の三重滝(みかさねのたき)で迷ったようだ
たしかに・・・宿坊から前鬼川を渡渉した後、垢離取場から滝までのトレイルは
一部、踏み跡程度しかなく、薄暗い状況だと分かりにくいかもしれない
それに、トラバースぎみに少しずつ高度を上げる途中、何箇所か
ズルっと行きそうなところもあったっけ、短いルートだけどなぁ




そう言えば昨夏、前鬼川を垢離取場まで遡行し、この滝まで歩いて戻る途中
数人単位でバラバラに歩いてるツアー客がいて、垢離取場までもう少し
ってなところで、最終グループ4人がうろうろしてた
不審に思いながらもスルーしようとしたとき声を掛けられたのだ


『あのぉー、皆さんどこ行きはったか知りません?』

なんのこっちゃ!ルートを聞かれるかと思いきや・・・
思わず、”付いて行けないならここで待ってた方がいいですよ、滑る処るし”
と返すと、そこに座り込んだオバサマ方、残念そうな顔でオレを見上げてたけど
どう見ても、あなた達だけで歩けないでしょ~
ってか、いくらたった2.5キロのピストンだとしても、だ
こんなか弱いオバサマ達だけ最終で放置してるって、どんなツアーだ!?


なぁ~んて
他人ごとのように記事を読みながら
そして昨年の夏の前鬼川の輝きを反芻しながら、ハタと気付くのであった


うっ!やばっ!今年の山岳保険、更新忘れてるし


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2011/05/22

岳のナポリタン

岳、その主人公である島崎三歩が初めて山で救助したエピソード
原作では三歩の顔にはキズがあって、それは初の救助活動で
クレバスに堕ち込んだ遭難者が暴れて、アイゼンで蹴られたものだ

その遭難者は結局亡くなるのだが、三歩はその遺体を担いで麓の街まで二日間歩いた
初の救助でそこまで出来たのは、前日にパスタを山盛り、もうこれ以上食べられない
てくらい食べ、そのパワーが蓄積してたからだ、そんなエピソードだった


映画ではちょいと違ったシュチュエーションで登場してたが
そりゃ、あの映画観たあとはナポリタンでしょ
ってなことで、今晩の夕食はもちろんナポリタンだ
ただのナポリタンじゃない、オレの敬愛する
フードコーディネーターの飯島奈美先生のレシピ通りに作ったのだ


その名も 『お父さんのナポリタン』
お父さんが青春時代を過ごした学生街の喫茶店で食べたであろうナポリタンを復元した
そんなステキなレシピなのだ
キモは、濃縮トマトジュースを煮詰めて作ったソース
そして1.9ミリの太いヤツをゆでた後時間をおいて、なんと”延ばす”のだ
その延ばしたパスタをバターで炒めながらソースを絡めててくのがキモ!

確かになぁ、パスタってか、スパゲッティだな、スパゲッティに”アルデンテ”なんて
茹で加減があるなんて、あの頃には知らなかったよなぁ(って、いろんなあの頃があるよね!)
ってか、ナポリタンかミートしかなかったし、ふふっ
それはそれでいい時代だよなぁ~


どやさっナポリタン!
初チャレンジやし、味が頼りなかったらケチャップ(もちろんデルモンテ!)なり
タバスコなりトッピングしろよな

いやいや、コレな、ホンマ昔の喫茶店の味やわ~
きっとな、三歩やくみちゃんが、おばちゃんの小屋で食べてたん、こんなんやで♪

ふむふむ
ヨメにそこまで褒められると作ったカイがあったもんだな
と、ビアとワインでほろ酔いで、昨日の映画のいろんなシーンを
思い返しながら、美味しいディナーは進むのであった

 
さて、飯島先生のレシピ、次は何にチャレンジしよか。。。




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2011/05/21

まっすぐ上を向いて歩こう -岳-

やっと映画版岳を観て来た


リニューアルされた大阪駅、そのノースゲートにあるステーションシネマ
さすが出来たてなだけあって、どこもピカピカな映画館だ

街の匂いのする映画館では無いのが残念だけど・・・。


映画自体はツッコミ所満載だけど、涙もろくなったオヤジには、例の”男メシ”のエピソードだけでもう号泣
他にも何箇所か泣けたな、ま、横でズルズル言ってたヨメほどじゃないけど

ってか、そんなことはどうでもいいのだ
オレは、オレは・・・惚れてしまったのだ

クミちゃん・・・。あ、いや、長澤まさみちゃんに、惚れたのだー!
 
 

普段、ニュースくらいしかTV観ないから、ただのタレントさんとか
アイドルとかぐらいにしか思ってなかったのだ、それが、どうしてどうして
ちゃんと演技する”女優さん”じゃないか、しかも、かわいい
いや、キレイだ、なんと手足のすっきりと長い女性なんだ!

 
三歩がクレバスに飛び込んで(ってか、そんな救助ないし・・・)
目にしたシーン、オレは違う意味で泣きそうになったのだ
あぁ、長澤まさみちゃーん、って叫びそうになったのだ



なんて感想を話してたら、ヨメが言う

そんなん言うやろ思ぉたわ、知ってるねん、実は惚れっぽいこと。エエ歳こいてアホちゃう?


ヨメよ、アホで結構
オトコってヤツは、みんなアホなのだ
そして、そして恋は遠い日の花火ではないのだ(なんのこっちゃ)


いやいや、私でもあんな可愛いウェア着て雪の上立ったら・・・な?


あぁ、ヨメよ、な?じゃないだろ
そんなくだらないネタはいいのだ、それ以上言うのではない
せっかくのビアホールの生ビアがまずくなるぞ



家に帰ったらPCの壁紙は、長澤まさみちゃんにしないとな
あぁ、パンフ買えば良かったかもな
いやいや、それはいくら何でも恥ずかしいか?ふふっ


とかなんとか、昼から飲むビアホールの生と
穂高の空撮と、長澤まさみちゃんに酔ったのであった


って、全然映画の感想ネタじゃなかったりしてw( ̄ー ̄)
 
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2011/05/20

だ・か・らっ、和定食!

いや、だから、言うてるやん、いっつも、朝は、ご・は・ん!
ニポン男子やねんから
な?
それをやな、昨日の残りもん、こうやって並べて
どや顔されても・・・


はい?足痛いくせに、贅沢言うなと?自業自得やろって?

はいはい、食べるって
あぁ食べますとも

はぁ~ぁ、朝から重た・・・
これやったら、大阪駅の朝定食の方が・・・へ?あ、いや何も?何も言うてへんし
美味しいわぁ、やーっぱ、お前のシチューは、ほんまウマいわ~

はぁ~ぁ・・・
  
  
  
 

2011/05/19

何が何でも和定食

いくら右足が故障していようが
そのおかげで介護シューズ履いていようが
不慣れなステッキ突いて出勤しようが
朝ごはんは、誰も作ってくれない
自分の、朝ごはんは自分で作るのが我が家の掟だからだ


かと言って、歩く時間がほぼ倍かかる今
毎朝、ごはんなんて作ってる時間も無く、ってかごはん作るのさえ足痛いし
なので朝から外食なのだ

で、最近ちゃんとした和定食のお店が大阪駅周辺には無くなってるのだ
誰も作ってくれないのも哀しいが、そんなお店が無くなった方が哀しかったりするのだ

今、毎朝ごはんお作りしますよ~、なんて女性が目の前に現れたら
マジでふらふらっとするのだ、いや、アレだな、再婚とか考えたりするよな
あれ?再婚の前にすることあったっけ

あぁ、、もうロキソニンで頭がクラクラ
明日の、朝ご飯、どーしよっかなぁ
どーでもいいけど、和定食だな。。。
 
ってか、早く治れよ足・・・
 
  
 
 

2011/05/18

君去りしのち

君去りしのち

巨匠 重松清の”君去りしのち”を読んだ
ロードムービーならぬロードノベルだ(このコトバも一般化してきたっけ)

各章のイントロダクションが
”旅をしている” で始まり、最終章だけ ”旅をしていた” に変わる

42歳の主人公は、1歳の息子を亡くす、その喪失感を埋めるように旅に出る
旅には前妻との間にもうけた17歳の一人娘が付かず離れず、寄り添うようになる
二人は旅先でいろんな人、いろんな想いに巡りあい
それが旅を巡礼へと変えてゆく




旅の果てに喪失感を埋める、どころか前妻の死に立ち会う後半の急展開が
いかにも重松的と言うべきか
重松は、『その日のまえに』 『カシオペアの丘で』 の二編で、もう生と死については
書き上げた感があった、特に、家族を残して死んでいく女性が、主人公の夫に
「忘れてもいいよ」と残して逝ってしまう 『その日のまえに』、あの作品のあと
もう生と死なんて書けないだろう、ってか、もう書かなくていいよ
と、一ファンとしては思い込んでいた
それほど立ち直れなくなくなるほど響いた(ってか、泣かされた)のだ
が、この作品で分かった
もう書けないどころか、もっと書こうとしているようだ・・・って
当たり前か、どんな小説家も行き着くところは”生と死”だ


 恐山、賽の河原と風車

 奥尻、津波の悲劇が残した足跡

 オホーツク、音もなく流れる流氷

 ハワイ島、奇跡のムーンボウ

 奈良、出雲、与那国、そして島原

”死”というフィルターを通して見る風景はこんなにも悲しく、こんなにもせつないものか
その光景が、重松の紡ぎ上げるコトバで、情景へと変わり、読み手に明確に
それはそれは明確にイメージさせる

例えばオホーツクのエピソード
    
 流氷の流れ着く北の果ての終着駅でのこと
”自分をひっくり返してくれるような風景を探しに行く”
そんな言葉を残し消え去った一人息子の痕跡を探す旅をする老夫婦との出会い
そのシーンは、流氷のきしむ音、寂れた駅舎、身の切れるような風たちと共に今も胸に残っている


重松先生
この作品の情景の数々が今も胸を埋めていて
とてもじゃないけど、新作の 『十字架』 に手を出すことはできません

明日香は今も独り旅を続けていますか?



   

2011/05/16

花嫁の父

大阪でただ一人、シゴトで付き合いのある同期のNに久々に会った
禁煙してたはずの彼が、営業フロアの喫煙室から出てきたところバッタリだった

あ!お?
と、タバコを見つかったのを照れくさそうにするNをお茶に誘う


あのさぁSよ、タバコも吸いたくなるって、ホントもぅ、聞いてくれよ・・・
バリバリの営業マンのNにしては珍しく泣き顔
Nいわく、娘さんが、この6月に結婚すると・・・なんと、オレの同期で娘が結婚!?
Nよ、お前いくつで結婚したの?娘さんいくつなの?
  
いやいやいや、今な、そんなことどうでもエエねん、それよかな
ちゃんと大学まで出してやって、これからってときにな、コレやで?コレやねん
その”コレ”とは、お腹を膨らますジェスチャー
なぁるほどね、でもさ、今そんなの珍しくもなんとも無いんちゃうの?
お前はヒトゴトやからな。もう、あんなバカ娘、勝手にどこでも行ってもうたらエエねん


そう言えば10年ほど前だったか、万博公園の夜桜で偶然会ったっけ
可愛らしい娘さんだったよなぁ、もう結婚か。。。
 
Nもそんなこと言いながら、実は寂しいやろ?そりゃ寂しいよなぁ
そんなことないよ、もうな、毎日顔見たら、速く出てけって言うてるわ
いやいや、そんなオヤジに限って式では号泣したりな?
オレが?泣くかよっ、ぜーったい泣けへん、泣くはずないわ、あんなバカ娘

  
結局最後は、お互いが戦ってるモンスター・クライアントのハナシになって
んじゃ、またっな、て仕事に戻ったN
そのNにメールした


暇な時にでも見て、泣く練習して下さい




退社する前にNから返信

>こんなんアカンわ、PCミュートしてても会話聞こえたわ
>机の上で泣きました。


Nへ
へへっ
泣くよなそりゃ、オレには縁のないネタなのに何度見てもウルって来るもん
6月の花嫁は幸せになるってさ
言い忘れたけど、おめでと。



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2011/05/15

ホットケーキ・ラブ

ホットケーキが食べたい
ホットケーキが食べたい
ホットケーキが食べたーい!


好きなくせに、自分では絶対作ろうとしないヨメ
右足の故障でどこへも行けず、ダダをこねまくったら
菓子パンみたいな出来あいのモノなんて買ってきた


こっ、こんなんじゃなくって、ちゃんと、お粉から作るのが食べたいのだが


なんて言いながら、結局は山ごはん用ブキでちょいとトーストしたり
すると、ふっくらして、これはこれでアリか、なんて


よく見ると我が家の家宝であるミニフライパンにもジャストサイズだし
これって、お山のデザートにイケたりなんかして。。。
と、なんでもそっち系のネタにしてしまうオレはビョーキなんだろうなぁ
ってか

ほんまもんのホットケーキ

た・べ・た・いっ
 
 
  

2011/05/14

炒飯メガ盛り

休日のランチはヨメさんに作ってやる生活シリーズ・・・

お父ちゃんのチャーハン食べたいなぁ

っつーか、好っきやなぁチャーハン?、まぁ食べたいなんて言われて悪い気はしないけど


ふふふっ

ちょいと大盛り過ぎたか、こりゃメガ盛りやな、残ったらオレ食べるし


ごちそうさま~、はぁ美味しかった♪

って、食べたか?アレ全部食べたのか

まっ、まぁ、作ったカイあるし?・・・いやいや、おっ、恐るべしはヨメの胃袋なり