狼になりたい
夜明け間際の吉野家では、化粧の剥げかけたシティガールと
ベィビーフェイスの狼たち 肘をついて眠る ♪
ファミレスもコンビニでもなく、夜明けにたむろしたり始発を待ったりするのは
ちょっとした裏通りにしかなかった吉野家だった、そんな時代
都会の夜明けのシーンを耽々と、そして激しく、バラッドで歌い上げた名曲
この歌を偶然に深夜ラジオで聞いて、胸に突き刺すような感覚を覚えたのは17歳の夏だった
ロックしか聴かなかった小僧が、一瞬でこの曲を好きになったのは
同じクラスのS女子が中島みゆきのファンだったから・・・だけでは無いだろう
そのおかげで、無性にアロハシャツが欲しくなって独りでショップをうろついたり・・・
でも、Kのバカヤローが部室で起こした騒動のとばっちりを受け、連帯責任なんて
意味不明な理由でボウズ頭にされた17才の小僧には、アロハなんて似合うはずもなく
一番大事なひと夏を鏡に映ったトラ刈りを恨めしげに睨んでは、この曲を聴きながら過ごしたっけ
なぁんて、今となってはジュラ紀くらい大昔のことを思い出させる不思議な時間帯、朝の4時半
ちょいと気合の必要な山行前、国道沿いの吉野家で勝負メシとして、並いっちょオーダーする
これだ、これだよな、飲んだくれたあとの深夜とか、もう始発が出る夜明け
そんな時間に、自虐的にガッつく牛丼ったら、こんなにウマかったっけ?と不思議になるほどだ
朝帰りのシティガール、それを物欲しげに狙ってたオトコたち
一人ぼっちの見苦しいおやじ、兄ぃ
あの時代のお前ら
今、どーよ
狼にはなれたかい?
一匹狼にはなれないなぁ
返信削除羊のように群れていますw
おやじさん
返信削除ま、ね
おやじさんに一匹狼は似合いませんよ
でも酔っ払っては、たまにオオカミに
なってるんでしょw( ̄ー ̄)