クーラーしたまま寝てない?夏バテしてない?台風は?大丈夫?
気にかけて電話してるのはオレなのに、いつも問われるのは、こっち
ま、末っ子なオレ、いつまでもコドモなんだろうな
○○は、子供のころ台風が好きやったからねぇ
ほら、狙い通りだ、今夜電話して正解だったぞ
夏の風物詩、毎年夏に電話するといつも同じ話題で5分は過ぎて行く
その話題とは・・・
オレは、子供のころ台風が大好きな変った子だったと
テレビやオトナの会話で台風って言葉が聞こえただけで興奮し
小学校で、台風が近づくので早くお家に帰りましょう、なんてことになると
もう、張り切って飛んで帰っては母にまとわりつき
『なぁなぁ、いつ来るん?台風いつになったら来るん?
今どこまで来てるん?見に行ってもいい?』言うては困らせてねぇ
そして、それがさも自分の仕事のように、ローソクとマッチを
ちゃぶ台の上に(仰々しく)用意して、兄と父の帰りを待っていた、と。
まだ停電にもなってないのに、火を着ける、火を着ける言うて
電気消してローソクの灯りでご飯食べたねぇ、毎年
そうそう、好きだったのだ暗い部屋のローソクの灯
あのローソクひとつに、家族が集まって、みたいなのが・・・
そんな時代のこと、父が元気で、兄もオレも幼かった頃のこと
オレなんかよりも、老いた母が一番懐かしがってて
そして、一番誰かに話したがってるのだ
仕事は大変なの?転勤とかは無いの?リストラとかは?心配ないの?
ふと気付くと、電話の向こうの母、いつの間にか思い切りリアルな話題
おいおい、せっかく好きな話題をふるために、台風の晩に電話してるのに
この展開、どーよ?
なんて苦笑いしながら、ちょっとくすぐったい気持ちで田舎を想った
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