2011/01/18

もし、ぼくの身に何か起こったら、君がぼくの人生のすべてだったということを覚えていてほしい


16年前の阪神淡路大地震以来近畿各地では、毎年この日に避難訓練が行われている
我が職場でも、週明けの忙しい中、そして凍て付く寒さの中、避難訓練が行われた
その訓練の総評をまとめたメールが今朝、リスク管理部門から送られてきた
いつもなら斜め読みでスルーするカテゴリのメールだったが、ちょっと気になる引用を発見した
米国の9.11テロ事件での奇跡的な避難劇の逸話だ
あの崩壊されたWTCツインビルにあったモルガン・スタンレー社
その社員たちから執拗なまでの危機管理指導、繰り返される厳しい避難訓練に
ウザがられていた保安統括責任者リック・レスコーラ氏の話し
彼は、9.11テロ事件発生直後、沈着冷静に日ごろの訓練通りに誘導し
見事2,700名の社員全てを避難させたと
  
要は日ごろの繰り返しのトレーニングが有事の際、最も役に立つ~云々との教訓だ
Proper Prior Planning and Preparation Prevents Poor Performance
その教訓に引用されていた、この7つのPの意味を調べるためググッてたら
このリック氏の逸話に、もっと重要な続きがあることを発見した



奇跡の避難活動と呼ばれ、全社員を脱出はさせているが
実は、彼と、その部下3名は残念なことに命を落としているのだ
全社員の無事を確認した後、まだ残っている人を助けるために火の上がるビルに戻り
そして、帰らぬ人となったと

どうか泣かないで欲しい、ぼくは仲間を助けなければならない
もし、ぼくの身に何か起こったら、君がぼくの人生のすべてだったということを覚えていてほしい

彼が社員全員を避難させた後、ビルに戻る直前に奥様に電話をした、この最期の言葉
単なる英雄伝説だけでなく、胸に残った
奥様はこのときのやり取りを電話に録音しているとのこと・・・、今でも聞くことがあるのだろうか

社内メールで教訓とするなら、ここまで引用しろよな、そしたら単なる教訓じゃなく、記憶に残るのにさ
なんて独りゴチながら、男たちの愛と勇気に乾杯


  

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