プロフェッショナル仕事の流儀 南禅／布施

いらっしゃいませ

先ずは、きちんと頭を下げたあと
丁寧に水滴を拭いながらお冷のグラスが置かれる

何させてもらいましょ
えーっと、ブタ玉２枚ちょうだい
はい、ブタ２枚ありがとうございます

鉄板の前できちんと頭を下げ
きちんと姿勢を正した後に屈んで灯を着けます
生ビアが運ばれて来ると、鉄板に手をかざし、温度を確認
次に鉄板の清掃にかかります、一度油をひいて
大きなコテでもって鉄板の表面をそーっと削いでゆきます
そして、きれになった面を厳しい目でチェックして、やっと焼き始めます
初めに、手前に豚肉をそろっと降ろします
そのまま流れるような手つきで、器の中の具を掻き混ぜます

チャカチャカッ、チャ♪、チャカチャカッ、チャ♪、チャカチャカッ、チャ♪

まるで大事な楽器をそっと奏でるような優雅な手つきです
ときおり、右足がクイッと膝から後ろへ上がるのは、きっと
リズムを整えているからでしょう
混ぜ終わると、鉄板の奥にそっと流し込み、素早くササっと
そこまでの過程にはなかったクイックモーションでカタチを整えます
そして、豚肉は返さずに、油が滴った面を下にしたまま具に乗っけます

はい、しばらくお待ちください

もちろん姿勢を正して、頭を下げます
そして、生ビアを飲んでて手をつけていないヨメのグラスも
仕事に見とれて手をつけていないオレのグラスも
これまたサクっと引っ込めると、新しい氷の浮いたグラスが
そっと置かれます
素晴らしい仕事です
この手際の良さを観てるだけで、ここまで足を延ばす甲斐があります

プロセスがきちんと出来あがった業務は安心出来ます
こんな仕事が出来たらやりがいがあるだろう
先代から引き継がれたものだろうか？なんて、ちょっと羨望？
いや嫉妬さえも覚える仕事の流儀
それは味にも反映されています

南禅、ぜひ一度


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日に何度も食べブログＵＰするほど暇？
夏休みだったのに？
お山は？
なーんて、小っちゃな突っ込みしながら、ウマそだなぁ
なんてボケっとモニター観てるのは誰だい(-_☆)